そろそろ桜です。
桜といえば春
春といえば花粉症
花粉症の人たちには辛い季節がやってきました。かくいう自分も30年くらい前からわずらっており、春が一番嫌いでした。
が、最近は少し症状が緩和したかしら
人は今年も花粉もひどいというので、花粉が減ったとかじゃなさそう。
年齢で免疫が落ちてきたからかしら?なんて、嬉しいような悲しいような。
というわけで、今回は花粉症です。
<免疫>
花粉症とは花粉に対するアレルギーです。
体には免疫システムがあります。体を異物から守るメカニズムで、ウイルスや細菌など、異物が体内に入ってきたらそれを無効化して排除しようとする構造があるのです。これがあるから、普段我々は健康でいられるし、風邪をひいてもだいたい数日でもとに戻るのです。ちなみに、風邪薬と呼ばれるものは、熱やら痛みやら症状にをなくしてるだけで、根本てきには治せません。病気はあくまで自分の体で治すものです。病気の時は御自愛くださいませ。
<アレルギー>
この免疫がやりすぎに働いているのがアレルギーです。花粉なんて人体には無害なのに、免疫防御システムが反応しちゃうんですね。
外敵とみなされた花粉が目に触れれば、体に「異物が来たよ」シグナルをだします。これが目の痒み。
そして、それを洗い流すべく、涙を通常より多く流します。
花粉が鼻の粘膜に触れれば、クシャミを発動して花粉を追い出し、鼻水増やして吸着させようとします。鼻詰まりを起こし、肺に花粉が入らないようにします。
こういった症状は、免疫細胞に準備されているヒスタミンが、花粉に反応して出てくることで起こります。
体を守るためのシステムが花粉に過剰反応して嫌な症状がでてしまうのがアレルギーなのです。
<アレルギーの歴史(?)>
昭和初期には花粉症なんて言葉はありませんでした。昭和の終わりあたりから猛威をふるっています。
花粉症といえばスギ花粉で、当時は林業が計画的ではないから花粉が大量発生してこうなってるなんて聞いたことあります。が、30年たっても変わらないところを見ると、林業が整っても、花粉症は続くでしょう。その30年前はスギ花粉ばかり言われてましたが、いまは春の杉花粉、秋のブタクサ、年中ハウスダスト。食物アレルギーもおおくあります。
アレルギーがふえてきたのは、衛生状態がよくなって、免疫が活躍する場がなくなったからなんて説もあります。
<治療>
花粉に対するアレルギーなので、花粉に近づかないことが大事です。
花粉は屋外にたっぷりいるので、外出は避けるべきです。
外出中は花粉症ゴーグルやマスクは有効です。
衣類にいっぱい花粉がついているので、外出用の服でそのまま室内をすごすと、家の仲間で花粉でいっぱいになり、くしゃみに悩まされることでしょう。
帰宅したら外出用の服はなるべく玄関付近で着替えてしまってしまうのが理想です。
それでも駄目ならお薬の出番です。
アレルギーの目薬や鼻薬は花粉を洗い流すのでとても有効です。
同時に、抗ヒスタミン薬も入っているので症状は速やかに収まるでしょう。
つづいて内服薬ですが、薬局でも扱ってるアレグラとかアレジオンとか、そういう抗ヒスタミン薬が処方されます。
ヒスタミンは、体を起こすシグナルでもあるので、抗ヒスタミン薬を飲むとある程度眠くなります。
花粉症に効果がある薬は眠くなる。
眠くならない薬は効果が薄い。
そういうものです。
Amazonで調べたらアレグラが14日分で1400円ほど
これが診察すると、たいした検査されずに同じ薬を処方されて、
再診料600円と薬が1000円くらいで28日分出されます。
オトナの事情というか、医師会の事情でまだこの価格差があり、診察を受けたほうが安いのですが、長い待ち時間や風邪やコロナをうつされることを考えたら、とりあえず薬局で抗ヒスタミン薬や目薬買うのがいいのではないかと思われます。
以前はステロイド注射というのもありましたが、最近はあまり話題にならなくなりました。ステロイドの副作用が目立つからと聞いたことがありますが、詳しいことは知りません。あしからず。
医者にかからないを提案するブログとして一つ提案します。
かなり民間療法的ですが
目の周りや鼻の下などにメンソレータムなどの軟膏ぬると、花粉がいくらかはそこに付着してくれて症状が軽くなると聞き、やってみたらだいぶ症状治りました。
安上がりで有効かと存じます。お試しあれ。
おだいじに〜