四毒抜きのすすめ(吉野敏明) を読み進め、今回は「四毒」の一つ、砂糖に焦点。前回の乳製品では、「健康に良い」イメージがGHQによって刷り込まれたって話だったけど、砂糖も似たような「幸せの味」ってイメージがヤバいらしい。著者の吉野敏明氏は、砂糖の過剰摂取が体を壊すと警告。さらに、米国のロバート・F・ケネディ・Jr.(RFK Jr.)が「砂糖は毒だ!」とぶち上げて話題に。甘い誘惑の裏、ほんとに毒なの?
砂糖、なんで「毒」と言われるの?
砂糖はエネルギー源として必要だけど、過剰に摂ると健康をガッツリ害す。世界保健機関(WHO)は、1日の添加糖摂取量を総カロリーの10%未満、できれば5%未満(約25g、角砂糖6~7個分)に抑えるべきって推奨してる。でも、現代の食生活だと、清涼飲料水やスナック菓子、加工食品に含まれる高果糖コーンシロップ(HFCS)で簡単にオーバーしちゃう。例えば: - 500mlのコーラ1本:約50gの糖分(角砂糖17個分!) - 「健康的な」野菜ジュース(濃縮還元):角砂糖4~5個分の糖分で、ビタミンや繊維質はほぼナシ
野菜ジュースを「野菜の代わり」と思って飲むなら、糖分に気をつけて!
砂糖の健康リスク
- 肥満・糖尿病・心臓病:砂糖の過剰摂取は血糖値を急上昇させ、インスリン抵抗性を引き起こす。2型糖尿病のリスクが上がり、糖尿病になると網膜症(視力低下)、腎不全(透析)、神経障害(しびれ)などの合併症が。2021年の研究では、砂糖入り飲料の過度な消費が心臓病リスクを25%増やすって報告も。
- 中毒性:砂糖は脳の報酬系を刺激し、「もっと食べたい!」って気持ちにさせる。神経科学の研究で、砂糖がコカイン並みに中毒性があるって話もあるよ。
- 肝臓への負担:HFCSに多い果糖は肝臓で処理されるけど、過剰だと脂肪肝やメタボのリスクがアップ。子供を対象にした研究では、砂糖をでんぷんに変えただけで肝臓の脂肪が数日で減ったんだって。
RFK Jr.の警鐘:砂糖は「麻薬以上」
2025年4月、米国の保健福祉長官ロバート・F・ケネディ・Jr.(RFK Jr.)が「砂糖は毒であり、麻薬以上の中毒性がある。砂糖のない社会を目指したい」とスピーチでぶち上げ、食品業界に宣戦布告。彼は「子供の糖尿病が急増してるのは砂糖のせい。昔は小児科医が糖尿病の子供をほとんど見なかったのに、今は3人に1人がヤバい状態」と訴える。米国人の平均添加糖摂取量は1日77g(WHO推奨の3倍!)。でも、砂糖業界は「科学的根拠が曖昧」と反論し、完全な規制は難しい状況。とはいえ、砂糖の過剰摂取が健康を害するのは、専門家の間でもほぼ一致してるよ。
「砂糖=幸せ」の刷り込みと利権
砂糖が「健康に良い」とは誰も言わないけど、デザートやジュースが「幸せの象徴」ってイメージ、完全に刷り込まれてるよね。戦後の日本では、GHQがアメリカ産の砂糖や小麦を使ったお菓子や飲料を広め、「モダンでハッピー」ってCMでガンガン推してきた。アメリカでも、食品業界が砂糖たっぷりのシリアルやスナックを「朝食の定番」として売り出し、1990年代にはたばこ産業が食品企業を買収して添加物の研究を進めた歴史がある。RFK Jr.は「食品業界は我々を病気にして儲けてる」って批判してるけど、確かにコンビニやスーパーの棚は砂糖だらけ。この「利権とタブー」の構造、どこかで聞いたことある…そう、次に話す小児ワクチンの議論と似てるかも?
日本人と砂糖の付き合い方
日本人の伝統的な食文化は、米、魚介、海藻が中心で、戦前は砂糖の摂取量は少なかった。和菓子には少量の砂糖やあんこが使われるけど、現代のスナック菓子や飲料みたいな過剰摂取はまれだった。でも、戦後の西洋化でHFCSや人工甘味料が普及し、糖尿病患者は1980年代から急増。2020年には約740万人に達してる。吉野氏は「日本人の体は砂糖への耐性が低い」って指摘してるよ。
砂糖、どうすればいい?
砂糖をゼロにするのはキツいけど、減らす努力は絶対に価値あり。現実的なアイデア: - 量を意識:日本人の平均砂糖摂取量は1日50gくらい。WHOの25g以下を目指して、ジュースやお菓子を控えめに。 - 自然な甘さ:果物なら食物繊維のおかげで肝臓への負担が少ない。リンゴ1個(糖分5g)ならコーラ(10g/8オンス)より断然マシ。 - ラベルチェック:シリアル、ヨーグルト、ドレッシングに隠れ砂糖が。「砂糖」「HFCS」が成分表の上位なら要注意。
常識を疑う一歩
乳製品や砂糖の「健康に良い」イメージって、実は食品業界や歴史的背景に操られてた部分がある。RFK Jr.が砂糖を「毒」と呼ぶなら、彼が次に問題視してる小児ワクチンの安全性も、同じように「常識」を疑うきっかけになるかも。砂糖を減らして体が軽くなったら、次はワクチンの話で一緒に考えてみようよ。
コンビニのスナック菓子やジュースは控えて、果物やはちみつで自然な甘さを楽しむのがベター。四毒抜きのすすめ を読んで、砂糖との付き合い方を見直してみて!