手術中
心電図モニターが鳴った
波形が乱れている
何が起きたのか
心電図は難しい
そう感じている人は多い
P波
QRS
ST
覚えることが多い
しかし
手術中に必要なのは
細かい診断ではない
異常に気づくこと
それだけです
心電図モニターとは何か
心臓の電気活動を
波形として表示するモニター
つまり
心臓が動いているかを
リアルタイムで見ている
循環の“入り口”を見るモニター
誘導はどれを見るか
通常はII誘導
P波が見やすい
変化に気づきやすい
大事なのは
“きれいに見えること”
何を見るか
順番はシンプル
① 波形があるか
なければ
心停止
もしくは
電極トラブル
まず触る
② 規則的か
バラバラなら
不整脈
③ 速いか遅いか
速い → 頻脈
遅い → 徐脈
これで十分
よくある異常
頻脈
心拍数が速い
出血
痛み
麻酔が浅い
心臓が無理しているサイン
徐脈
心拍数が遅い
麻酔
迷走神経反射
心拍出量低下につながる
不整脈
リズムが乱れる
期外収縮
よくある
心房細動
不規則
心室性不整脈
危険
危険なサイン
見逃してはいけない
波形が消える
→ 心停止
急な頻脈
→ 出血
→ ショック
徐脈+低血圧
→ 危険
幅広いQRSの連発
→ 心室性不整脈
これは
すぐ動く
変化を見る
ここが一番大事
見るべきは
“今の値”ではない
“変化”
ショックで頻脈だった患者
補液後
心拍数が落ち着いてきた
それは
良くなっているサイン
逆に
安定していた患者が
突然頻脈になる
何かが起きている
心電図は
診断するためではない
変化に気づくためにある
他のモニターとつなぐ
ここが重要
心電図だけでは足りない
血圧
→ 血流
EtCO₂
→ 循環
SpO₂
→ 酸素化
すべてを合わせて判断する
まとめ
心電図モニターは
診断のためのものではない
異常に気づくためのモニター
そして
一番大事なのは
👉 “変化”を見ること
👉 前と違うことに気づけるかどうか
それが
患者を守る力になる