血圧が下がった
昇圧薬を使った
👉 でも血圧が上がらない
追加する?
別の薬にする?
ちょっと待ってほしい
昇圧薬が効かないとき
👉 それは薬の問題ではない
👉 体の状態が崩れているサイン
■ 結論
昇圧薬が効かない原因は3つ
👉 容量不足
👉 心機能低下
👉 呼吸・ガス交換の破綻
👉 この3つで考える
■ まずやること
👉 モニターを見る
① 心拍数
② EtCO₂
③ SpO₂
👉 ここで方向性を決める
■ ① 容量不足
血液が足りない状態
血圧は「中身があってこそ」成立する
中身がなければ圧は上がらない
特徴
・頻脈(代償反応)
・EtCO₂低下
・昇圧薬の効果が一瞬または乏しい
👉 対応
輸液・輸血
👉 昇圧薬では解決しない
※ただし
肺塞栓や心不全でも同様の所見をとることがあるため注意
■ ② 心機能低下
心臓が送り出せていない状態
特徴
・徐脈 または拍動が弱い
・EtCO₂低下
・昇圧薬に反応が乏しい
👉 対応
・強心薬(ドブタミン・アドレナリン)
・心拍数の是正(アトロピン・ペーシング)
麻酔が原因なら調整で改善することもある
一方で急性心不全なら急速に悪化する
👉 ここは見逃さない
■ ③ 呼吸・ガス交換の破綻
酸素が足りない
またはアシドーシスが進行している状態
👉 循環にも直接影響する
特徴
・SpO₂低下
・EtCO₂異常
・呼吸器アラーム
👉 対応
・気道確認
・換気設定の見直し
👉 呼吸が崩れると循環も崩れる
■ まとめ(判断の型)
昇圧薬が効かない
👉 まず見る
・心拍数
・EtCO₂
・SpO₂
👉 頻脈+EtCO₂低下
= 容量不足を疑う
👉 徐脈・弱い拍動
= 心機能低下
👉 酸素・換気異常
= 呼吸の問題
👉 原因ごとに対応が違う
■ それでも改善しないとき
・輸液してもダメ
・強心薬でもダメ
・呼吸も整えた
👉 それでも血圧が上がらない
👉 循環が破綻している
このとき初めて考える
👉 機械によるサポート
・PCPS(ECMO)など
👉 次の記事で解説
■ 内部リンク
👉 昇圧薬の使い分け
👉 EtCO₂低下のときの対応
👉 ショックの初期対応(最初の5分)