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アラ50の医師が ゆるい説明しています

敗血症ショックでノルアドが効く理由 ― なぜ“まずノルアド”なのか

血圧が低い


発熱している

尿路感染?
肺炎?
腹膜炎?

感染っぽい


👉 敗血症かもしれない


血圧は低い

でも

👉 手足は温かい
👉 脈は速い


👉 「ショックなのに冷たくない?」


■ 結論

👉 敗血症ショックは

👉 “血管が開いているショック”


だから

👉 ノルアドが効く


■ ショックには4種類ある

ショックは大きく4つ


・心原性ショック
・循環血液量減少性ショック
・閉塞性ショック
・分布異常性ショック


このうち

👉 敗血症ショックは

👉 分布異常性ショック


他のショックでは

👉 血液が足りない
👉 心臓が動かない
👉 流れが止まる

だから

👉 手足は冷たい


敗血症では

👉 炎症で血管が異常に開く


👉 血管床が広がりすぎる


これが特徴


■ 何が起きているのか

ペットボトルに入った
500mLの水

水位は高い


これを

大きなボウルに移すと


👉 水の量は同じ

でも

👉 水位は下がる


これが

敗血症ショック


血液量はそこまで変わらなくても

👉 血管が広がりすぎる


👉 血圧が下がる


理論的には

血圧とは

👉 血流(心拍出) × 血管抵抗


敗血症では

👉 血管抵抗(SVR)が下がる


心臓が頑張っていても

👉 血圧が保てない


👉 distributive shock


■ なぜ手足が温かいのか

血管が開いている

末梢まで血液が流れやすい

皮膚が温かい


👉 warm shock


これが

心原性ショックとの大きな違い


心原性ショックでは

👉 冷たい


敗血症ショックでは

👉 温かい


■ なぜノルアドなのか

ノルアドは

👉 血管を締める薬


開きすぎた血管を

正常に戻す


SVRが上がる

MAPが上がる

臓器灌流が改善する


👉 理屈に合っている


■ 敗血症でまずやること

👉 輸液


感染+発熱では

脱水も多い

血管内ボリュームも不足しやすい


だから

👉 まず前負荷を補う


そのうえで

👉 ノルアド


👉 「輸液+ノルアド」

これが基本


ノルアド高用量でも

維持できないときは

👉 ピトレシン(バソプレシン)

も有効


■ それでも改善しないとき

MAPはある

でも


👉 乳酸が下がらない
👉 EtCO₂が低い
👉 尿が出ない


👉 心機能低下を疑う


septic cardiomyopathy
心拍出低下


👉 このときは

👉 ドブタミンも選択肢


■ スワンガンツで見るなら

👉 SVRが低い
👉 CIは保たれている
(あるいは高い)


👉 血管が開きすぎている


👉 ノルアドが必要


■ よくある間違い

👉 ノルアドだけ


輸液不足のまま

血管だけ締める

末梢循環がさらに悪化

乳酸が下がらない


👉 “まず輸液”

が大事


■ まとめ

敗血症ショックは


👉 血管が開いているショック


だから

👉 ノルアドが効く


ただし

👉 まず輸液


👉 輸液+ノルアド


そして

EtCO₂
乳酸
尿量
末梢


👉 “本当に回っているか”

を見る


■ このケースの位置づけ

👉 ショック対応フローチャート

「感染 → warm shock → 輸液 → ノルアド」

 

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