Online よろず相談所

アラ50の医師が ゆるい説明しています

弁膜症って何?

診療科には腎臓内科とか消化器外科とかありますよね。臓器の名前がついた科が一般的です。
でも、心臓外科がいるのになんで心臓内科って無いのかしら。なんでそこだけ循環器科なのかしら。
どうでもいいですけどね。
 
さて我が家にはテレビがないので最近の流行にうといのですが、こんなCMが流れているとか。
 
 
それぞれ日本心臓財団と人工弁などを作っている会社の動画です。
 
 
弁膜症って何? という質問をいただきましたので書いていきます。
 
まず弁とはなにか? 心臓の中にある構造物です。
心臓は筋肉で出来た袋で収縮・拡張を繰り返すことで血液を全身に送り出し、血液を循環させる臓器です。
 
 
心臓は筋肉でできた袋です。その筋肉袋がぺったんぺったん動いただけでは、ただ血液が行き来するだけで一方向に循環することはありません。
筋肉袋の入口と出口に逆流防止弁がついていて、これのおかげで入口から入って出口に進むようになっているのです。
 
この逆流防止弁こそが心臓弁です。
この弁の障害が弁膜症です。
 
 
逆流防止弁のトラブルといったら限られています。
1. 逆流防止弁がガバガバ逆流する
2. 逆流防止弁が開かなくなる
 
1.の逆流するものを閉鎖不全症と言います。
2.の開かなくなるもの、通過障害がでるものを狭窄症と言います。
狭窄と逆流が両方起きているというたちの悪い状態も存在します。
 
心臓の弁は全部で4種類あって
心室の入口にあるのが僧帽弁
心室の出口にあるのが大動脈弁
心室の入口にあるのが三尖弁
心室の出口にあるのが肺動脈弁
 
です。
このうち、先天性(生まれつきの病気)をのぞいて、肺動脈が問題になることはほとんどありません。三尖弁狭窄症も少ないですね。
大動脈弁狭窄症
大動脈弁閉鎖不全症
僧帽弁狭窄症
僧帽弁閉鎖不全症
三尖弁閉鎖不全症
がポピュラーな病気です。
 
僧帽弁閉鎖不全症は心筋梗塞発症後になることがあります。
急に悪化するケースもありますが、ほとんどの場合、弁膜症は数年単位で病状が進行していくものです。
 
成人で1分間に4リットルほどの血液が全身を循環する必要があって、それが心臓の仕事です。相当大変な仕事です。休めないし。ブラック企業も真っ青です。
閉鎖不全症はせっかく次に送ったはずの血液が戻ってきてしまう状態です。心臓の労働環境としては二度手間の効率がわるい状態です。
仮に先に送った血液の半分が逆流してくるとすると、全身に必要な血液を贈ろうと思ったら心臓は健康の人の2倍働かなきゃならないことになります。
狭窄症は狭窄症は通過障害です。ただでさえブラック労働環境なのに、仕事を邪魔する抵抗があるわけです。
(他の要因もあるのですが、こんなイメージで。)
こんな環境にずっと置かれたら心臓は疲労してのびてしまって、ギブアップ。
心臓がギブアップした状態 = 心臓が完全じゃない状態 = 心不全
更に働かせ続けると過労死です。
 
ギブアップした心不全な心臓では、血液を十分に回せなくなります。
循環に滞りができるので、心不全の症状とはむくみや胸水・腹水の原因になり、身体が重くなり、軽い運動でもすぐに行きが切れるなどです。
 
目安として、同世代の人とくらべて極端に疲れやすいとか息が切れやすいとかあったら、心不全を疑ってもいいかもしれません。
 
診断は医者にかかって聴診(胸の音、心臓の音)してもらえばすぐわかります。
そもそも、心臓のどっきんどっきんというのは弁が閉じたときの音です。
逆流の時は、締りのない音がします。
狭窄の時は、ホースで水まきするときにホースの先端を狭めて水を遠くに飛ばすときの音がします。
 
そういった心臓の雑音が聞こえた時はそのまま心臓の超音波検査に回されます。
そこで弁膜症の種類やその重症度(重度・中等度・軽度の3段階)に分類されます。
 
治療は、過剰な水分を尿として捨てるため利尿剤がよく用いられます。
高血圧だと、その事自体が心臓に負担をかけるので、なるべく血圧を下げようとします。
また、体力のなくなった心臓を長持ちさせるため、心臓をとにかく休ませるような薬を使うこともあります。
弁膜症の程度が重度であれば、手術が選択されます。
 
 
心筋梗塞とは違って弁膜症は急性に悪化というのはほとんどありません。
年1で健康診断うけて胸部聴診を受けている人なら、過剰に心配して医者かかんなくてもいいんじゃないのかしら? なんて思ったりはしますが、例のごとくそのへんは自己判断にお任せ。
 
 
 
 
 
 
 
 

ホントに怖い高血圧

高血圧のガイドラインが改定になりました
 
 
 
高血圧の定義は血圧が140/90に対し、
目標血圧が130/80以下になるようです。
 
 
今日は血圧について解説します。
 
血圧とは血管内の圧です。
上の血圧、下の血圧とありますが意味はご存知でしょうか?
下の血圧が血管内のベースの圧力で
上の血圧とは、その下の血圧に心臓出力分だけたされたものです。
 
 
血圧が高いとよくないとはよく言われますが、なにが問題なのでしょう?
心臓は全身の臓器に血液を送るのが仕事だとはご存知たと思いますが、その血液の通り道が血管です。
臓器と臓器をつなぐパイプです。
そのパイプを流れる液体の圧力が高ければ高いほどパイプは破損しやすいですよね。
同様に不純物が多ければ多いほど詰まりやすいじゃないですか。
 
だから血圧は低めがいいし、糖尿病・高脂血症の人はこれらを治療したほうがいいのです。
動脈硬化とよく耳にすると思います。
動脈が高い圧にさらされたり、流れてくる過剰な糖などの不純物により血管が小さなキズを負います。その傷をコレステロール等で穴埋めすることにより徐々に固くなっていくのが動脈硬化です。
 
糖尿病・高脂血症は又の機会に。
 
動脈硬化自体は病気ではありませんし治療はできませんが、血管は徐々に狭くなったり閉塞することがあります。
〇〇狭窄症とか狭心症
☓☓梗塞とかです。
臓器に血液が十分いかない病態ですから、その臓器不全の症状が出ます。
脳に梗塞がおきたら麻痺になったり。
心筋梗塞になったら心臓が止まっちゃったりです。
 
 
 
そんなことにならないようにと定められたのがこの
血圧目標130/80以下なのです。
 
よく外来で、薬って一回飲み始めたら飲み続けなきゃならないんでしょ?
みたいな事を聞かれます。確かにそういう人はおおいですが、高血圧の薬を中止できた人はいます。
そもそも、塩分過多や動脈硬化によって高血圧になったものをむりやり
血管を広げる薬(カルシウム拮抗薬・アルファ-ブロッカー)
腎臓の血圧をあげるホルモンをブロックする薬(ACE阻害剤・ARB)
心臓の興奮を抑える薬(ベータブロッカー)
尿にして塩分を捨てる(利尿剤)
などの薬をつかって下げており、これらの薬は1日で効果が切れます。効果が切れてしまうから次の日も飲む必要があるのです。
 
余談ですが
カルシウム拮抗薬はグレープフルーツと一緒に食べてはいけないというのが有名ですがもうグレープフルーツは食べれないという意味ではありません。
胃袋でカルシウム拮抗薬とグレープフルーツがこんにちわしなければ大丈夫です。
具体的には朝薬を飲んで、昼グレープフルーツ等、時間をずらしてくれれば大丈夫ということです。
 
 
薬は嫌だなとおっしゃる方はいると思います。しかし考えてみてください。
脳梗塞心筋梗塞になってからではその後の生活はとても大変です。
寝たきりになってずっとテレビか天井を見続ける生活したいですか?
 
腎不全になったら透析が必要です。
週に3回、透析病院で透析を受けることになります。尿がでないため、水分管理を間違うとすぐに呼吸が苦しくなります。腎不全になったときの食事制限はそれはもう厳しいもので、いい加減な食事をするとすぐに命の危険にさらされます。よっぽど今から食事を見直したほうがいいです。
患者さんがすべてを支払うわけではないですが、年間約300万円の医療費がその患者さんの透析費用として消費されます。
医者や看護師が口を酸っぱく血圧下げろというのは、そういった病気になってしまった人たちがどれだけ大変かよく知っているからです。
医者が薬始めなさいといったら、それは受け入れたほうが後で後悔しないと思いますよ。
 
血圧は自力で下げることは可能です。
ズバリ塩分です。
1日の塩分を6g以下にするのが厚労省の指針ですが、毎食カップラーメンを食べて1日に12g以上の塩分をとっていた人が大変な目にあった話は先に書きました。
 
塩分を減らし
野菜を多く食べ
運動し
禁煙し
いわゆる健康的な生活を続ければ血圧は下がってきます。血圧の薬をへらしたり、中止することは不可能ではありません。
 
天寿を全うするその日まで
           自由に歩き生活を楽しむため
                      まさに今日が人生の分かれ道
 
 
 
 
 
 
 追記
薬剤科の方からご指摘いただきました。
一部のカルシウム拮抗薬はグレープフルーツ食べる時間をずらしても、いくらか効果が減弱されるそうです。
ただ、全く効果がなくなるわけではない、程度問題であるとのアドバイスを頂きました。
プロセスより血圧がちゃんと下がっているという効果のほうが大事です。
結論として、血圧がちゃんと下がっていればOK。
ということにします。グレープフルーツが大好きな人は今まで通り食べて良いです。
グレープフルーツを我慢するより塩分減らすほうが、ご利益あるでしょう。

胸が痛い時 肩が痛い時

胸が痛い時
肩が痛い時
 
すぐに救急車呼べ!
って聞いたことありませんか?
 
医療系の情報番組とかでもよく言われます。
確かに胸が痛かったり、特に左肩が痛い時は心臓や血管にまつわる病気のことが多く、これらは急いで治療が必要となることが多々あります。
 
 
しかし実際は、肩が痛いといって病院に来る人のうち、100人中99人はそういった緊急性の病気ではありません。
笑い話のようですが、肩こりだったりすることが多いです。
スマホ肩というのでしょうか? 肩や肩甲骨をほぐす運動をするだけで痛みが取れる人が結構います。
 
今やネットで検索すれば、山ほど肩こり腰痛に対する対策が出てきます。かくいう自分もずっと肩こり腰痛に悩まされていましたが、Youtubeのストレッチやヨガの動画みて肩腰ほぐしてだいぶ楽になりました。
胸が痛い・肩が痛い時、とりあえず肩こりをほぐす運動をやってみることをおすすめです。
 
胸や肩が痛いといっても、胸や肩には
皮膚
筋肉
乳腺
胸膜
心膜
心臓
大血管
などいろいろあるわけで、それぞれ痛みは出ます。ほっといていい痛みからよくない痛みまでいろいろです。
緊急性があるのが心臓と大血管の痛みで、これはのたうち回るような痛みでとても自力で歩いたり車を運転したりはできません。"チクチクする痛み"が心臓の病気であることはほぼ100%ありえません。
ちなみに心筋梗塞のとき痛みは"30分以上持続する痛み"が目安です。この時は救急車呼ぶことも考えましょう。
胸痛に対していろいろ検査して異常が見つからない時、"肋間神経痛 疑い"なんて診断名がついたりします。
 
 
もちろん、症状に乏しいのに大きな病気であることもあるわけで、そのへんは自己責任でお願いします。
"間違ってはいないけどオーバーな情報"に脅かされてめったに起きない病気で
過剰に心配しなくていいんだよ
 
というのを伝えるのがこのブログのコンセプトです。
質問くだされば病気解説もします。
 
 

皮膚の病気

冷え性のときと同じ方から頂いたテーマです。
画像を見せてもらったわけではないのですが、皮膚がしもやけのようになっているということで、先に冷え性について話書きました。
 
今回は専門外の私が皮膚の病気で考えていることを書きます。
学生の時の知識しか持ち合わせてませんけど、なんか役に立つこともあるかもしれません。
現在皮膚科に行っている人は、先生の説明をちゃんと聞くように。
成長期のホクロがある人も皮膚科受診おすすめします。いつものホクロは大丈夫。どんどん大きくなっている気がするほくろは皮膚科へGo !
 
 
とりあえずの皮膚の症状には、保湿してみましょう。
 
皮膚の浅いところを表皮といい、一番下の基底層というところで細胞が生まれ、その細胞が徐々に表面にせり上がってきて、垢となっておちていきます。そうやって再生されていくもので、これをターンオーバーと言います。28日で入れ替わります。このシステムのおかげで多くの皮膚の症状は治ります。
しかし皮膚が乾燥していると、治ろうとする細胞が乾燥し機能がおち、治るものも治らなくなってしまいます。
その他紫外線もよろしくないです。紫外線は皮膚を透過して基底層の細胞核を壊してしまうから再生力がおちてしまいます。治療中は特に紫外線を抑える工夫もしましょう。
 
 
もちろん皮膚科にかかればいいことなのですが、ちょっと忙しくしてて・・・なんてこともあるはず。
そういう時はとりあえずワセリンやハンドクリームで保湿し、紫外線をブロックしてみることをおすすめします。
これで治らない皮膚疾患は多々あります。その時は皮膚科へGo !
 
 

モノがなくてもできるコロナ対策

薬局からマスクが消え
ダフ屋もびっくりの消毒液の高騰

 


手に入れられなかった人は感染するしかないのか?


そんなことはありません。
マスクも消毒液も、料理でいったら付け合せ。
メインディッシュは手洗いとうがいです。


手洗いとうがいの薬も売ってない?
大丈夫。薬なんて箸休めです。
あったほうがいいけど、無くたってなんにも問題ない。

 


細菌・ウイルスの感染では、細菌・ウイルスもある程度まとまった量がいないと感染能力が低いです。
少量の細菌・ウイルスを確実に0にすることはなかなか難しいですが、1回の洗浄でウイルスは1万分の1になるといわれており、3-4回も洗浄したら、かろうじて残った細菌・ウイルスにはほぼ感染力はありません。一般の人はこれだけやれば十分。
手術を受ける人は、身体を切られることで皮膚や粘膜という最強の防御壁が破られるのが感染の原因です。喉が乾燥しちゃっている人は粘膜防御が機能していないから感染するのです。


手洗い、うがいに加えて水分を十分とっておくのが最低条件で、
これが不十分なのに消毒液やマスクをつかっても効果がないとも言えます。
実際私達家族は、マスクもしないし薬も一切飲みませんが、この数年インフルエンザにはかかってません。

 

 

まずは手洗いです。手洗いは超大事です。
ペロッと指や爪をなめる習慣のある人いませんか?
オヤツをポリポリ口に運ぶのも手です。
インフルエンザやコロナは飛沫感染ですが、手は風邪やウイルス感染に大きく影響します。


どの石鹸がいいか?
石鹸ならなんでも良いと思いますし、石鹸も品切れになってしまったら水の手洗いでもよいと思います。
むしろ、石鹸をつかった不十分な手洗いより、石鹸を使わなくても十分な手洗いをしたほうが効果があります。


その手の洗い方ですが
外科医の手洗いはいかがでしょう?


指は一本一本ねじり洗い。付け根まで十分汚れを落とします。関節のシワには細菌が溜まりやすいのでそこも念入りに。

爪先を反対の手のひらにあててゴシゴシ手のひら、手の関節ゴシゴシ
肘までゴシゴシ


ポイントは指先を肘より高い位置にして、肘の雫が指先にたれてこないようにすることです。
これが一回目。


2回目も同様
指・手・肘の手前まで


3回目
指と手


ダメ出しの4回目
指と手


これを清潔な滅菌ガーゼ...もといタオルで拭き取っておしまい。
手術室へ移動しましょう(うそ)。
プロの外科がやる方法でとても洗浄力高いです。
滅菌ガーゼなんかいらないですが、手洗いタオルは毎日取り替えるくらいが必要です。


この方法の難点は、床がびしょびしょになることです。家でやったら怒られるやつです。
https://family.saraya.com/tearai/index.html
このホームページにいいイラストが載ってました。この会社は病院に消毒液とかおろしている会社ですが、ステマじゃないです。デマも流していません。
 

 
f:id:YOROZUSOUDAN:20200301151006p:plain
 
 
次にうがい。
イソジンうがい液はかつては定番でしたが、イソジンを使うべきか否かは議論が分かれるところです。
イソジンには強力な殺菌効果がありますが、同時に喉の粘膜の細胞を傷つけてしまいます。
敵をやっつけたはいいけど、城壁も崩れてしまって、次の敵が侵入しやすくなるというわけです。
 
このブログはなるべくお金をかけずに最大の健康効果を求めるのがテーマです。
さっき決まりました。
 
なのでここは水道水でうがいしましょう。
歯磨きのあとのうがいとは違って、咽頭(のどちんこ)あたりの洗浄が目的なので、ちゃんと奥までうがいしましょう。
回数に決まりはありませんが、手術のときなど医者は3回は消毒する傾向があるので、ここは3回以上と決めましょう。
 
うがいが苦手の人は飲んじゃいましょう。
うがいなんかマメにしなくても、こまめに水を飲む(15分ごとくらい)で十分効果あリます。
胃に入ったウイルスは胃酸で消化されます。そのための胃酸ですから。
 
 
これで無用な外出しなければ、コロナに感染する可能性は間違いなく減ります。
一番効果的な方法とは、多くの場合地味な作業の繰り返しです。
 
 
変なデマに騙されて後悔・散財しませんように。
 

冷え性でお困りの人に

冷え性でしもやけみたいになっていて困っている
 
という相談いただきました。
質問有難うございます。
 
 
 
冷え性にもいろいろあるんですが、多くの人がなりやすいパターンとその対処法をお話します。
試してみてください。
 
 
なんで冷え性が起こるのか?
 
寒いからです。
 
寒いと体温が奪われます。
ご存知哺乳類は恒温動物(こうおんどうぶつ)といって、常時体温が36-37度になるように調節されています。
血液循環のおかげで全身どこでもほぼ一定の温度になっています。
 
寒さで体温が奪われると身体が感じると、身体をあたためて体温を維持しようとします。
服を着たり、身体をこすったりはだれでもしますよね。
もっと寒かったりすると筋肉にブルブル運動させて熱を生み出させようとします。"凍える"動作がそれですね。
でも、だんだん寒さになれてきて、気持ちは寒くはない、でも体温を維持しにくくなる。
 
熱はどこから逃げていくか? 体の表面=体表です。全身の皮膚から出ていってしまいます。
なるべく体温を奪われたくない身体は、手足の先端などに血液がいかないようにします。
 
動物は頭や胴体にある内蔵が壊れると生存が難しくなります。
逆に言うと、頭や胴体があれば"生きていられる"のです。手足は無くても"生きていられる"のです。
"ほかを犠牲にしても頭と胴体だけは守ってなんとか生き抜く" そうプログラムされているのが動物です。
 
体温が奪われていくと、トカゲのしっぽ切りの用に、手足への血流を減らし、体温低下を防ごうとします。
酸素も栄養も血流にのって届けられるので、血流少ない時間が長くなった手足は冷感や痛み、肌荒れ、感覚異常が出て来るというわけです。
 
手袋や靴下履いているのに改善しないのは、頭と体幹が冷えていて、手足の血流が減らされたままのことがあります。
 
 
冷え性に悩む人はぜひ頭と体幹を温める工夫を知てください。
運動したり筋トレして筋力高めるのも効果的。熱は筋肉で作られますから。
それでも治らなかったら近所の医者に相談 !
 
 

コロナウイルス感染とディズニーランドやUSJの休園をみて思うこと

小中学校が休校になったとおもったら
とうとうディズニーランドまで休園になってしまいました。
 
 
私は公衆衛生の専門家じゃないし
感染症について多くを語る知識はないです。無責任なネタです。読み流してください。
 
しかし今回は過剰に大騒ぎしているなと感じます。
 
私としては、コロナ騒ぎは春になって暖かくなったら終わっちゃうものだと思っています。例の豪華客船の隔離がおわって人々が開放され、ちらほら感染者があらわれ、数人の死亡者も出ています。
 
でも、それってインフルエンザ感染と同じです。
インフルエンザは毎年数100万以上が感染し、1万人が死亡しています。
それにくらべたらコロナの猛威も大したことなさげ。
中国で大人数が死んでいるのは、発症者をそれぞれ隔離して丁寧に治療する環境が整ってないからだと思います。その証拠に日本での死亡者はまだまだわずか。
 
インフルエンザ並の死亡率で終われば、コロナの有害性はインフルエンザと同じといえます。
インフルエンザに対する驚異くらいで考えていいんじゃないかと思います。
 
どうせ数年以内にワクチンやタミフルのようなコロナを速攻でやっつけるような薬が開発されることでしょうし、鳥インフルエンザのときとかSIRSのときのような、そんなこともあったねぇとなるかと予想します。
 
手洗いうがいを徹底し
水分を多くとって
加湿して
身体を暖かくして
バランスの良い健康的な食事をとり
運動をする
 
ことが免疫力を高める基本で、これをやり、人混みの中にいかなければインフルエンザと同様の経過をたどるでしょう。実際日本ではコロナウイルス対策のおかげでインフルエンザ発症数も減ってます。
マスクに予防効果はないですが、鼻や口が加湿されることと、自分が感染していたときの拡散予防は利点だと思いますが、買い占めして在庫がなくなるまでして必要かと考えるとそれは過剰だと思います。
私は品薄というのもあり、職場以外ではマスクしてません。
マスクがないと外に出られないと心配する人は、自宅にいながら収入を得たり、ネットショップから宅配してもらったりと、家に出ないで生活する方法を模索するほうが、あとあといいことがありそうです。
 
 
 
 
なんでこんなに大騒ぎなのかといえば
政府の責任のある立場、マスコミという正しい情報を伝える立場にある人達は
現状報告に対して、オーバー気味に言います。
そもそも、無害な情報なんてぜんぜん流行しません。マスコミはその伝達力を高めようとショッキングな情報を強調しがち。感染者の殆どが元気に復活しているのに、その報道はほとんどなく、どれだけ感染が広がったとか、高齢者がなくなったとか。体力的弱者がインフルエンザでなくなることは毎年のことで、これは生物として自然の摂理。それを危険だと報道するのはやりすぎじゃないかしらと思います。
 
マスコミは情報を受け取ってもらって収入が発生する業界なので、人が興味を引くようなネタを常にさがしており、そのネタが成功者や権威者の失敗だったり、ショッキングなネタは絶好の収入源です。
健康番組とかが多くあるのもそのためでしょうし。身体がギクシャクし始める年齢人が視聴者としておおいことの裏付けです。
 
そして予備知識のない一般人は、ショッキングなところだけ覚えているものです。学校の講義をきいてもごく一部しか記憶に残ってないように、テレビで一番印象深く報道されたことのみが記憶され、それらが自己解釈でつながってパニック状態になってる。
 
最近ではマスクだけじゃなくトイレットペーパーの買い占めも始まっているようで、オイルショックかよと。歴史の教科書で、オイルショックのときにトイレットペーパーを買い占めようとしていた昭和の人たちのことが書かれていますが、数年後はコロナショックでマスクを買い占めようとしている令和の人たちは滑稽に映ることでしょう。どちらも過剰情報の鵜呑みで起きたことです。
 
 
 
品切れのマスクがなくて不安に悩まされるより
手洗い・うがいを徹底して
水分とって
お家にいて暖かくしているのがいいですよ。