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アラ50の医師が ゆるい説明しています

人工呼吸でショックになる理由 ― “呼吸”が flow を壊すとき

ICU。

挿管した。

人工呼吸器につないだ。

酸素化も改善した。

これで安心。

・・・

のはずだった。

 

数分後。

血圧が下がった。

EtCO₂も下がった。

尿量も減った。

ノルアドが増えていく。

 

何が起きたのか。

人工呼吸器は肺を助ける機械のはずなのに。

 

しかし人工呼吸器は、

肺だけに作用する機械ではない。

循環にも大きな影響を与えている。

 

呼吸と循環は同じ箱の中にある

肺と心臓は、

どちらも胸郭という密閉された箱の中に入っている。

 

人工呼吸器が気道へかけた圧は、

同じ箱の中にある心臓にも伝わる。

 

肺にとって都合の良い圧が、

循環にとって都合の悪い圧になることがある。

 

人工呼吸管理の難しさはここにある。

 

自発呼吸では血液は戻りやすい

普通に息を吸う。

 

横隔膜が下がる。

胸郭が広がる。

 

その結果、

胸腔内圧は陰圧になる。

 

この陰圧によって、

全身の静脈血は胸腔内へ吸い込まれる。

 

右房へ戻る。

右室へ入る。

肺へ送られる。

 

つまり、

吸気は静脈還流を助けている。

 

人工呼吸は逆

人工呼吸では、

空気を押し込む。

 

陽圧換気である。

 

吸気時、

気道内圧は上昇する。

胸腔内圧も上昇する。

 

すると、

静脈血は戻りにくくなる。

 

右房へ入りにくい。

preload低下。

flow低下。

血圧低下。

 

PEEPはさらに強力

PEEPが加わる。

 

肺胞は呼気終末でも膨らんだ状態になる。

 

胸腔内圧はさらに上昇する。

 

静脈還流はさらに減少する。

 

しかし問題はそれだけではない。

 

右室は肺へ送れなくなる

肺胞が過膨張すると、

肺毛細血管も圧迫される。

 

肺血管抵抗が上昇する。

 

右室から見ると、

afterload上昇である。

 

右室はもともと、

低圧の肺循環へ送り出すための省エネ設計。

 

左室のように高圧へ耐える構造ではない。

 

肺塞栓の記事でも説明した通り、

右室は「肺を越えるポンプ」である。

 

その右室に人工呼吸が重い負荷をかける。

 

右室は拡張する。

中隔は左室側へ偏位する。

左室へ戻る血液も減る。

 

そして心拍出量は低下する。

 

venous congestionが始まる

右室が前へ送れない。

 

すると血液は静脈側に溜まる。

 

CVP上昇。

肝うっ血。

腎うっ血。

 

尿量低下。

 

ここで起きているのは、

単なる血圧低下ではない。

 

flow停止である。

 

EtCO₂が下がる理由

人工呼吸器を触った直後、

EtCO₂が下がることがある。

 

なぜか。

 

肺へ届く血流が減ったから。

 

換気はされている。

 

しかし灌流されていない。

 

つまり、

肺は動いている。

でも flow が届いていない。

 

EtCO₂はその変化を教えてくれる。

 

身体は最後まで血圧を守ろうとする

人工呼吸で flow が落ちても、

最初はMAPが保たれることがある。

 

血圧もSpO₂も良い。

だから安心してしまう。

 

しかし、

腎臓は気づいている。

肝臓も気づいている。

末梢循環も気づいている。

 

右室から先へ送れないことで、

静脈側に渋滞が始まっていることに。

 

身体は苦しい。

でもモニターはまだ正常に見える。

 

だから経過観察になる。

 

そして限界が来たとき、

突然ショックとして姿を現す。

 

人工呼吸器は肺だけの機械ではない

人工呼吸器は肺を助ける機械である。

 

しかし同時に、

循環を壊す可能性も持っている。

 

だから人工呼吸管理では、

SpO₂だけを見てはいけない。

 

EtCO₂

尿量

CVP

A line波形

乳酸

四肢冷感

 

本当に見るべきなのは、

「今、flowは保たれているか」

だから。

 

関連記事

  • 「PEEPで血圧が下がる理由 ― “呼吸”が flow を止めるとき」

    www.yorozusoudan.com

     

  • 「右心不全とはなにか ― “肺を越えられない”循環」

    www.yorozusoudan.com

     

  • 「venous congestionとはなにか ― 腎臓は出口も見ている」

    www.yorozusoudan.com

     

  • 「EtCO₂が突然下がったとき ― その瞬間に何を考えるか」

    www.yorozusoudan.com

     

  • 「尿が出ない ― 腎臓は flow を見ている」

    www.yorozusoudan.com

     

  • 「CVPは信用できるのか ― “数字”ではなく flow を見る」

    www.yorozusoudan.com

     

  • 「肺塞栓を見逃すな ― “流れているのに流れていない”ショック」

    www.yorozusoudan.com

     

venous congestion(静脈うっ血)とはなにか ― 腎臓は出口も見ている

ICU。

血圧は悪くない。

MAPも65以上。

ノルアドも減らせている。

でも、

尿が出ない。


腎不全だろうか。

脱水だろうか。

心拍出量不足だろうか。


もちろんその可能性もある。

しかし、

見逃されやすい原因がある。

それが

venous congestion(静脈うっ血)

である。


腎臓は入口だけでは動かない

尿が出ないとき、

私たちはまず腎臓に入る血流を考える。


腎動脈圧。

血圧。

心拍出量。


つまり、

「どれだけ血液が来ているか」

である。


しかし腎臓はただの貯水池ではない。

ろ過器である。


ろ過器が働くためには、

入口だけでは足りない。

出口も必要だ。


腎動脈

糸球体

腎静脈


この流れがあって初めて尿が作られる。


出口が詰まったらどうなるか

高速道路を想像してみよう。

入口から次々に車が流れ込んでくる。

しかし出口で大渋滞が起きたらどうなるだろう。


やがて全体の流れは止まる。


腎臓も同じ。


右心不全になるとCVPが上昇する。

すると腎静脈圧も上昇する。


腎臓の出口が詰まる。


血液が腎臓を通過できなくなる。

尿を作るための flow が失われる。


その結果、

尿量が低下する。


血圧は正常なのに尿が出ない

MAPは保たれている。

だから安心してしまう。


しかし実際には、

腎臓の中で流れが止まっている。


つまり、

血圧はある。

でも flow がない。


見た目は安定。

でも臓器は苦しんでいる。


なぜ輸液で悪化するのか

尿が出ない。

脱水かもしれない。

輸液。


もちろん正しいことも多い。


しかし原因が静脈うっ血なら話は違う。


すでに渋滞している高速道路へ、

さらに車を送り込むことになる。


当然、

渋滞は悪化する。


肝うっ血。

腎うっ血。

浮腫。

酸素化悪化。


そして患者はさらに悪くなる。


心不全治療で利尿薬が効く理由

心不全治療では利尿薬が重要になる。


除水が進むと、

尿量が回復することがある。


なぜか。


腎臓へ行く血液が増えたからではない。


腎臓の出口の渋滞が改善したからである。


腎静脈圧が下がる。

Flowが戻る。


だから尿が出る。


venous congestionはflowの敵

私たちはつい、

MAPや心拍出量ばかりを見る。


しかし flow は入口だけでは決まらない。

出口も整って初めて成立する。


右心不全。

心タンポナーデ。

緊張性気胸。

重症肺高血圧。


これらに共通するのは、

静脈側の渋滞である。


本当に見るべきもの

CVPが高い。

それ自体が問題なのではない。


CVPはただの圧である。


しかし、

その圧が臓器の flow を止める。

だから問題になる。


腎臓は流れているか。

肝臓は流れているか。

腸管は流れているか。


つまり、

臓器の flow は保たれているか。


venous congestionとは、

単なるCVP上昇ではない。


「出口を失った flow」

そのものである。


関連記事

  • 「右心不全とはなにか ― “肺を越えられない”循環」

    www.yorozusoudan.com

     

  • 「CVPは信用できるのか ― “数字”ではなく flow を見る」

    www.yorozusoudan.com

     

  • 「尿が出ない ― 腎臓は flow を見ている」

    www.yorozusoudan.com

     

  • 「肺塞栓を見逃すな ― “流れているのに流れていない”ショック」

    www.yorozusoudan.com

     

  • 「心タンポナーデ ― “心臓が動けない”ショック」

    www.yorozusoudan.com

     

  • 「緊張性気胸 ― “呼吸の問題”に見える閉塞性ショック」

    www.yorozusoudan.com

     

  • 「PEEPで血圧が下がる理由 ― “呼吸”が flow を止めるとき」

    www.yorozusoudan.com

     

右心不全とはなにか ― “肺を越えられない”循環

ICU。

血圧は保たれている。

ノルアドも入っている。

でも、

患者はなんとなく悪い。

  • 尿が出ない
  • CVPが高い
  • 四肢が冷たい
  • lactateが下がらない
  • 肝機能が悪化していく

「血圧」はある。

でも、

“回っていない”。

 

ショックというと、

  • 左心不全
  • 心拍出量低下
  • 血圧低下

をイメージしがち。

実際、教科書でもショックは心拍出量低下や血圧低下を中心に説明されることが多い。

しかし、

ショックは右心系が詰まることでも起こる。

心タンポナーデや緊張性気胸も、

「右心系が前へ流せなくなる」

という意味ではよく似た病態である。

そしてその代表格が、

右心不全。

※ショックの全体像については
「ショック4分類 ― “ショック”を flow で理解する」

www.yorozusoudan.com

 

 

 

右室は「肺を越えるポンプ」

右室の仕事は単純。

全身から戻ってきた血液を肺へ送ること。

全身から戻ってきた静脈血は、

右室

左室

全身

という流れで循環している。

右室はその入口を担当している。

 

渋滞は必ず手前にできる

高速道路を想像してみよう。

渋滞は事故現場そのものではなく、

その手前に長い車列ができる。

循環も同じ。

Flow のどこかで渋滞が起きれば、

血液は次へ進めなくなる。

 

左心不全では、

左室が渋滞ポイントになる。

その結果、

肺に大渋滞が発生する。

肺うっ血や肺水腫が起きるのはそのためだ。

 

一方、

右心不全では右室が渋滞ポイントになる。

すると、

上大静脈

下大静脈

肝静脈

腎静脈

に渋滞が広がる。

 

右心不全で起きていること

右室が肺へ送れない。

すると、

  • CVP上昇
  • 頸静脈怒張
  • 肝うっ血
  • 浮腫
  • 腎うっ血

が起きる。

つまり、

👉 出口を失った循環”

になる。

血液は身体に戻ってきている。

しかし、

前へ進めない。

 

なぜ血圧が下がるのか

ここは右心不全の本質。

右室が肺へ送れないと、

肺へ届く血液が減る。

すると、

左室へ戻ってくる血液も減る。

 

左室から見ると、

preload不足。

 

その結果、

心拍出量が低下する。

そしてショックになる。

 

つまり右心不全とは、

右室の病気であると同時に、

左室への供給不足でもある。

 

なぜ尿が出なくなるのか

血圧があれば尿は出る。

そう思われがち。

しかし現実は違う。

 

右心不全では、

血圧が保たれていることも多い。

そのため、

「腎血流はあるはず」

と思われやすい。

でも尿は出ない。

 

なぜか。

 

腎臓はろ過器である。

血液が、

腎動脈

糸球体

腎静脈

と通過できなければ尿は作れない。

 

血圧が保たれていれば、

入口である腎動脈側は問題ないように見える。

しかし、

CVPが高いということは、

腎静脈圧も高い。

 

つまり出口が詰まっている。

 

血液が腎臓を通過できない。

腎臓の flow が止まる。

腎臓がうっ血する。

そして尿が出なくなる。

 

だから右心不全では、

血圧があっても尿量が落ちる。

※詳しくは
「尿が出ない ― 腎臓は flow を見ている」
も参照してほしい。

 

CVPが高い=volume不足ではない

ここで危険なのが、

尿が出ない

volume不足かもしれない

輸液

という思考。

 

しかし右心不全では、

静脈側はすでにパンパンなことが多い。

そこへ輸液すると、

さらに静脈うっ血(venous congestion)が悪化する。

 

すると、

  • 肝うっ血
  • 腎うっ血
  • 酸素化悪化
  • 浮腫

が進行する。

 

循環は、

輸液すれば解決するわけではない。

※CVPについては
「CVPは信用できるのか ― “数字”ではなく flow を見る」
で詳しく解説している。

 

右室は afterload に弱い

左室は高い圧に耐えるため、

筋肉が厚く強い。

 

一方、

右室は違う。

本来、

低圧の肺循環へ送るためのポンプ。

高い圧に耐える構造にはなっていない。

 

だから、

  • 肺塞栓
  • 肺高血圧
  • PEEP
  • 低酸素
  • ARDS

などで肺血管抵抗が上昇すると、

右室は急速に拡張し、

やがて前へ送れなくなる。

 

PEEPで突然悪くなる理由

PEEPを上げた瞬間、

  • 血圧低下
  • EtCO₂低下
  • 尿量低下

が起きることがある。

 

肺が悪いからではない。

 

肺胞内圧が上昇すると、

肺血管抵抗が増加する。

その結果、

右室の afterload が急増する。

 

右室は肺へ送れなくなる。

 

つまり、

👉 呼吸”が flow を止めている

のである。

※詳しくは
「PEEPで血圧が下がる理由 ― “呼吸”が flow を止めるとき」参照。

www.yorozusoudan.com

 

 

EtCO₂も下がる

右心不全では、

肺へ届く血流が減る。

 

すると、

肺へ運ばれる CO₂ も減る。

 

結果として、

EtCO₂は低下する。

 

換気はされている。

しかし灌流されていない。

 

つまり、

👉 流れていない肺”

になる。

※EtCO₂については
「EtCO₂が突然下がったとき ― その瞬間に何を考えるか」

www.yorozusoudan.com

 

 

 

身体は最後までMAPを守ろうとする

患者のモニターで何を見て安心するだろうか。

多くの人は、

  • 血圧
  • 脈拍
  • SpO₂

を見る。

 

血圧が安定している。

だから安心。

経過観察。

 

しかし、

身体は最後までMAPを守ろうとする。

交感神経を使い、

血管を収縮させ、

何とか血圧を維持する。

 

だから一見、

安定しているように見える。

 

でも実際には、

  • 腎臓
  • 肝臓
  • 末梢循環

の flow は落ちている。

 

そして限界が来たとき、

突然ショックとして姿を現す。

 

右心不全とは

右心不全は、

単なる「心臓の病気」ではない。

 

👉 肺を越えられない循環”

である。

 

そしてその結果、

👉 出口を失った flow”

が全身をうっ血させる。

 

本当に見たいのはCVPではない。

本当に見たいのは血圧でもない。

尿量でもない。

EtCO₂でもない。

 

それらはすべて、

「今、本当に前へ流れているのか」

を教えてくれるサインに過ぎない。

 

だから右心不全では、

  • 尿量
  • EtCO₂
  • CVP
  • 四肢冷感
  • lactate
  • A line波形

を見る。

 

本当に見るべきなのは、

「今、Flow はあるのか?」

だから。

 

リンク先

ショック4分類

www.yorozusoudan.com

 

PEEPで血圧が下がる理由

www.yorozusoudan.com

 

 

EtCO₂が突然下がったとき

www.yorozusoudan.com

 

 

尿が出ない ― 腎臓は flow を見ている

www.yorozusoudan.com

 

CVPは信用できるのか

www.yorozusoudan.com

 

肺塞栓を見逃すな

www.yorozusoudan.com

 

A line波形で何が分かるのか ― “数字になる前”の循環

手術中やICUにて・・・

血圧は110/60。

MAPも悪くない。

でも、
なんか嫌な感じがする。

A line波形が細い。

呼吸性変動も大きい。

脈圧も狭い。

EtCO₂も少し下がってきた。

まだ血圧は保たれている。

でも、

👉 “回っていない”。

そんな瞬間がある。


A lineは “血圧計” ではない

A line。

動脈ライン。

多くの人は、

👉 「リアルタイム血圧」

として使っている。

もちろんそれも重要。

でも、
本当に重要なのは、

👉 “波形”

A line波形は、

👉 flowの情報の宝庫


“なんか悪い”は波形に出る

ショックの初期。

出血の初期。

心タンポナーデ。

肺塞栓。

敗血症による血管拡張。

こういうとき。

血圧が落ちる前に、

👉 波形が変わる。

細くなる。

脈圧が狭くなる。

呼吸性変動が大きくなる。

dicrotic notch
(大動脈弁が閉じる波形)
が変わる。見えなくなる。

理想的な波形が出ないとき。

それは、
ライントラブルか、

👉 “flow低下”

が疑われる。


MAPは残酷なくらい保たれる

ここが重要。

身体は、
最後までMAPを守ろうとする。

限界まで頑張って、
そして突然崩れる。

身体は、
自分を守るために、
できることを全部する。

カテコラミンを分泌し、
末梢血管を収縮させ、
頻脈になり、
なんとかflowを保とうとする。

だから、

👉 “MAPが正常”

でも安心できない。

それは、

👉 「今は保てている」

だけかもしれない。

次の瞬間、
破綻することもある。

「血圧はあるのに波形が悪い」

本当は辛いのに、
必死に取り繕っている状態。


脈圧が狭い

脈圧とは、
収縮期血圧と拡張期血圧の差。

例えば出血。

循環血液量が減る。

前負荷が減る。

1回拍出量
(stroke volume)
が減る。

すると、
収縮期圧が上がらない。

脈圧が狭くなる。

これは、

👉 「1回拍出量が減っている」

サイン。

つまり、

👉 flow低下のサイン。


呼吸性変動が大きい

呼吸性変動とは、
A line波形が呼吸に合わせて上下する状態。

人工呼吸中。

吸気で波形が落ちる。

呼気で戻る。

人工呼吸では、
吸気時に胸腔内圧が上がる。

すると、
静脈還流が減る。

preload不足の状態では、
右室へさらに血液が入りにくくなる。

つまり、

👉 胸腔内圧変化に循環が振り回されている

状態。

換気のための、
そこまで強くない圧ですら循環が揺れる。

それくらい、

👉 “ギリギリの循環”

👉 「前へ送れる preload が足りていない」

可能性がある。

輸液反応性を考える重要なサイン。


tamponadeではどう見えるか

tamponade。

心臓が圧迫される。

右室が拡張できない。

preloadが入らない。

すると、

  • 脈圧低下
  • 奇脈(pulsus paradoxus)
  • 波形減衰

が起きる。

血圧低下より先に、

👉 “波形の違和感”

として現れることがある。


敗血症では逆に広いこともある

septic shock初期では、

afterload低下。

vasodilation。

hyperdynamic。

その結果、

👉 脈圧が異常に広い

ことがある。

warm shock。

“温かいのにショック”。

これも、
flow異常。


EtCO₂ともつながる

A line波形が悪くなる。

EtCO₂も下がる。

尿量も減る。

SvO₂も落ちる。

全部、

👉 「回っていない」

につながる。

だから重要なのは、

数字単独ではない。

👉 flow全体を見ること。


“波形を見る”という感覚

ICUや麻酔では、

「なんか嫌な波形」

を感じる瞬間がある。

数字になる前。

ショックになる前。

患者が崩れる前。

その違和感は、
実はかなり重要。

A lineは、

👉 “flow monitor”

でもある。


A lineだけでは決められない

もちろん、
波形だけでは分からない。

  • vasoplegia?
  • hypovolemia?
  • RV failure?
  • tamponade?
  • arrhythmia?

全部ありえる。

だから、

  • echo
  • EtCO₂
  • SvO₂
  • urine output
  • lactate

全部合わせて考える必要がある。


“数字”ではなく “流れ”を見る

A lineを見るとき大事なのは、

「血圧いくつか」

だけじゃもったいない。

重要なのは、

👉 “波形が何を示しているか”

脈圧。

variation。

立ち上がり。

減衰。

それらは、

👉 「今、本当に回っているか」

を反映している。


flowで考える

  • MAPは最後まで保たれる
  • 波形変化は flow低下の早期サイン
  • 脈圧低下は stroke volume低下
  • variation増大は preload不足のサイン
  • EtCO₂低下は flow低下
  • 尿量低下は腎血流低下

ショックを見るとき大事なのは、

👉 「今、本当に回っているか」

を考えること。


関連記事

尿が出ない ― 腎臓は “flow” を見ている

 

ICU。

血圧は65。

ノルアドも入っている。

SpO₂も悪くない。

でも尿が出ない。

輸液を入れる。

まだ出ない。

さらに入れる。

CVPは18。

浮腫が増える。

肺も重くなってきた。

それでも腎臓は動かない。

何が起きているのか。


尿量減少は “腎臓の悲鳴”

尿量。

ICU患者では、
ほぼ必ず見られているモニターの1つ。

尿量やIN/OUTバランスはもちろん大事。

でも本当に重要なのは、

👉 「老廃物を捨てられるだけのflowがあるか」

ということ。

海の生物を祖先にもつ我々は、
もともと液体の中で生きていた。

その後、
血液と循環という仕組みを体内に持ちながら陸へ上がった。

陸上では、
水分は極めて貴重。

だから身体は、
flowに余裕がなければ水を捨てない。

老廃物を捨てるためであっても、
循環が足りなければ尿は作れない。

👉 flowが満たされて、
初めて尿は出る。

つまり、

👉 「尿が出ている」

というのは、
flowがある程度保たれているサインでもある。

かつて、

「尿を絶やすな。尿が出ているうちは患者は大丈夫」

と言って、
ラシックスを大量に使う先輩がいた。

でも、
そう単純な問題ではない。

大事なのは、

👉 “尿を出すこと”

ではなく、

👉 “なぜ尿が出ないのか”

を考えること。


MAPがあるのに尿が出ない

「血圧を下げすぎると腎不全になる」

これは正しい。

でも、

👉 「血圧があるなら腎臓は大丈夫」

これは正しくない。

腎臓に必要なのは、
単なる圧ではない。

👉 “flow”

腎臓にflowがあるから尿が作られる。

圧をかけるだけでは、
尿は作れない。


腎臓は大量の血流を必要とする

腎臓は、
非常に血流依存性の高い臓器。

心拍出量の20%以上が流れる。

だから、
flowが落ちると、
腎血流はすぐ低下する。

そして最初に起きる反応が、

👉 「尿量低下」

腎臓は、
flow低下にかなり敏感。

つまり尿量は、

👉 “flow monitor”

として非常に優秀。

足りているのか。

足りていないのか。

それが問題になる。


なぜ尿が止まるのか

① 本当に flow が足りない

これは分かりやすい。

  • 出血
  • 脱水
  • 低心拍出
  • 心原性ショック
  • 肺塞栓
  • tamponade

flowが落ちる。

すると腎臓は、

「今は水を捨てる状況じゃない」

と判断する。

結果、
尿が止まる。

いわゆる腎前性腎不全。


EtCO₂とも似ている

EtCO₂が下がるとき。

それは、

👉 「肺へ戻る flow が減った」

ということ。

尿量低下も同じ。

👉 「腎臓へ届く flow が減った」

ということ。

つまり、

  • EtCO₂低下
  • SvO₂低下
  • 尿量低下

は全部、

👉 “flow低下”

を意味している。


② “出口が詰まっている”

ICUではよくある。

血圧はある。

むしろCVPは高い。

でも尿が出ない。

なぜか。

腎臓は、
血液を圧力で濾して尿を作っている。

重要なのは、

👉 「入口」と「出口」の圧差

つまり、

腎動脈圧 − 腎静脈圧

でflowが決まる。


CVPが高いと腎臓は苦しい

  • volume overload
  • 右心不全
  • 肺高血圧

CVPが上がる。

すると腎静脈圧も上がる。

つまり、

👉 腎臓の“出口”が詰まる。

すると腎臓はうっ血する。

flowが前へ進めない。

尿が出なくなる。


“水が足りない”とは限らない

ここが危険。

尿が出ない。


輸液する。


まだ出ない。


さらに輸液する。

これで悪化することがある。

なぜか。

原因が、

👉 “venous congestion”

だから。

右心不全の患者に、
さらに輸液を入れると、

CVPはもっと上がる。

腎臓はさらに苦しくなる。


「血液が多い」と「flowが十分」は違う

ここは重要。

うっ血とは、
静脈血が心臓へ戻れず渋滞している状態。

体内には水が多い。

でも、
それはflowが十分という意味ではない。

心不全では、
血液が溢れていても、
前へ進めない。

👉 “渋滞した循環”

では、
腎臓は苦しむ。

腎臓は、

  • 前から押される flow
  • 後ろの“うっ血”

両方の影響を受ける。

つまり、

  • preload不足
  • low cardiac output
  • venous congestion

これらすべてが尿量を減らす。


利尿剤が効かないとき

これも重要。

利尿剤は、

👉 「腎臓へ血液が来ている」

ことが前提。

つまり、

👉 flow がないと効きにくい。

特に、

  • severe low output
  • RV failure
  • shock

では、
そもそも腎臓が動けない。


“尿量”はかなり早く変化する

尿量の面白いところ。

腎臓は、
flow変化にかなり敏感。

つまり、

  • 出血
  • tamponade
  • RV failure
  • sepsis
  • PEEP増加

などで、
早期から尿量が落ちる。

だから、

👉 「なんか悪い」

を感じる重要なヒントになる。

尿が減ったら、
何か良からぬことが起きているかもしれない。


PEEPでも尿は減る

PEEPが上がる。

胸腔内圧が上がる。

静脈還流が減る。

右心系圧が上がる。

CVPも上がる。

つまり、

  • preload低下
  • venous congestion

両方が起きる。

すると尿量は落ちる。

ここでも、

👉 “呼吸がflowを止める”

が起きている。


“flowだけでは説明できない”無尿

ICUでは、
十分な血圧や循環を保っていても、
尿が出なくなることがある。

特に、

  • 敗血症
  • 大手術
  • trauma
  • ECMO
  • 人工心肺

など、
高度侵襲時。

全身に強い炎症が起きる。

サイトカイン。

毛細血管障害。

microcirculation障害。

細胞障害。

こうなると、
単純な“腎前性”だけでは説明できなくなる。

flowがあっても、
腎臓そのものが傷害され、
尿が止まる。

ICUでは、
こうした患者をCHDFでつなぎながら、
全身状態を整えることがある。

侵襲が落ち着き、
炎症が改善してくると、

1〜2週間して、
再び尿が出始めることもある。

腎臓は、
単なるフィルターではない。

全身状態をかなり正直に反映している。


尿量だけでは決められない

もちろん、
尿量だけでは分からない。

  • 腎前性?
  • ATN?
  • RV failure?
  • sepsis?
  • dehydration?
  • obstruction?

全部ありえる。

だから、

  • echo
  • EtCO₂
  • lactate
  • CVP
  • A line
  • body fluid

全部合わせて考える必要がある。


“数字”ではなく “流れ”を見る

尿量を見るとき大事なのは、

「何mL出たか」

だけじゃない。

重要なのは、

👉 “なぜ減ったのか”
👉 “なぜ出ないのか”

を考えること。

flowが足りないのか。

出口が詰まっているのか。

前へ進めていないのか。

あるいは、
侵襲そのものが腎臓を傷つけているのか。

腎臓は、

👉 「回っているか」

をかなり正直に反映する。


flowで考える

  • MAPだけでは腎臓は守れない
  • 腎臓は flow を見ている
  • CVP高値は “うっ血” かもしれない
  • EtCO₂低下は flow低下
  • SvO₂低下は酸素不足
  • 尿量低下は腎血流低下のサイン

ショックを見るとき大事なのは、

👉 「今、本当に回っているか」

を考えること。


関連記事

ScvO₂ / SvO₂とは何か ― “酸素が余るショック”

ICU。

ノルアドも入っている。

MAPは65ある。

SpO₂も100%。

でも乳酸が下がらない。

尿も出ない。

EtCO₂も低い。

なんか悪い。

ScvO₂を見る。

85%。

「酸素は足りている」はずなのに、
患者は悪化している。

何が起きているのか。

 

SvO₂とは何か

SvO₂。

日本語では、

混合静脈血酸素飽和度。

全身を回って帰ってきた血液の、
「酸素の残り具合」を見ている。

ヘモグロビンを、
“酸素を運ぶバス”
と考えると分かりやすい。

肺でガス交換されたヘモグロビンバスは、
ほぼ満員になる。

そこから左心室を経て、
全身へ出発する。

末梢組織では、
細胞が酸素を使う。

つまり、
バスから乗客(酸素)が降りる。

そのあと、
右心系へ戻ってきた時の
「乗車率」がSvO₂。

正常なら、
60〜80%程度。

つまり、

👉 酸素は全部使い切られているわけではない。

 

酸素が余っている”とはどういうことか

ここが重要。

多くの人は、

「SvO₂が高い」

「酸素が足りている」

「良いこと」

と思いやすい。

でも、
そう単純ではない。

SvO₂が高いということは、

👉 “細胞で酸素が使われなかった”

可能性がある。

 

敗血症で起きること

敗血症では、
循環はおかしくなる。

でも、
問題はそれだけじゃない。

細胞そのものが、
酸素をうまく使えなくなる。

ミトコンドリア障害。

microcirculation障害。

血液は流れている。

酸素も届いている。

でも、
細胞が使えない。

するとどうなるか。

ヘモグロビンバスの酸素が、
大量に余ったまま帰ってくる。

つまり、

👉 SvO₂が高くなる。

 

高いSvO₂なのに悪い”

これが、
敗血症ショックの怖さ。

SpO₂は100%。

MAPもある。

でも、

  • 乳酸は高い
  • EtCO₂は低い
  • 尿が出ない
  • 四肢は冷たい
  • 意識も悪い

flowが破綻している。

 

SvO₂は “flow monitor” でもある

ここが大事。

SvO₂は、
単なる酸素モニターではない。

👉 「酸素供給と酸素消費のバランス」

を見ている。

つまり、

  • flow
  • cardiac output
  • Hb
  • 酸素化
  • 代謝

全部の結果。

だから面白い。

 

SvO₂が低いとき

逆に、
SvO₂が低いとき。

これは、

👉 “細胞が酸素を限界まで取り出している”

状態。

つまり、
「酸素が足りない」。

 

なぜ足りなくなるのか

肺で酸素を積めていない

肺炎。

無気肺。

ARDS。

肺でヘモグロビンバスが満員になれない。

出発時点で酸素不足。

すると、
末梢では残った酸素を必死に使う。

SvO₂は低下する。

 

ヘモグロビンが少ない

貧血。

酸素は、
“SpO₂”ではなく、

👉 “ヘモグロビン量”

で運ばれる。

どれだけSpO₂が100%でも、

バスそのものが少なければ、
酸素は運べない。

だから、
末梢は大量に酸素を取り出す。

SvO₂は低下する。

 

③ flowが遅い

これが重要。

心不全。

低心拍出。

閉塞性ショック。

肺塞栓。

RV failure。

酸素はある。

Hbもある。

でも、

👉 flowが遅い。

つまり、
1分あたりに届く酸素が少ない。

細胞は、
来た酸素を限界まで使う。

SvO₂は低下する。

 

EtCO₂との共通点

ここで、
EtCO₂とつながる。

EtCO₂も、

👉 「肺に戻ってきた血流」

を見ている。

SvO₂も、

👉 「全身を回った結果」

を見ている。

つまり両方とも、

結果モニター”

なんです。

だから、

  • EtCO₂低下
  • SvO₂低下
  • 尿量低下

は、

全部

👉 “flow不足”

につながる。

 

SvO₂だけでは決められない

ここも重要。

SvO₂は便利。

でも、
単独では危険。

例えば、

SvO₂低下。

原因は、

  • 貧血?
  • low flow?
  • hypoxia?
  • fever?
  • shivering?
  • sepsis初期?

全部ありえる。

だから、

  • EtCO₂
  • lactate
  • echo
  • Hb
  • 尿量
  • A line波形

全部合わせて考える必要がある。

 

数字”ではなく “流れ”を見る

SvO₂を見るときに大事なのは、

「正常か異常か」

ではない。

重要なのは、

👉 “なぜその数字になったのか”

を考えること。

SvO₂ 85%。

それは、

  • 酸素が十分?

なのか、

  • 細胞が使えない?

なのか。

SvO₂ 50%。

それは、

  • flow不足?

なのか、

  • 貧血?

なのか。

数字だけでは分からない。

 

flowで考える

  • MAPは flow ではない
  • SpO₂だけでは酸素供給は分からない
  • SvO₂は “酸素需給バランス”
  • EtCO₂は flow monitor
  • 尿量は flow の結果
  • “酸素が余るショック” がある

ショックを見るとき大事なのは、

👉 「今、本当に回っているか」

を考えること。

 

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CVPは信用できるのか ― “数字”ではなく flow を見る

CVP 18。

高い。

 

「輸液過多?」

「心不全?」

「もう入れない方がいい?」

 

でも、

尿は出ない。

EtCO₂も低い。

末梢は冷たい。

 

患者は、
どう見ても悪い。

 

CVPは高いのに、

👉 “回っていない”

のである。

CVPとは何か

CVP。

中心静脈圧。

 

簡単に言えば、

👉 “右房の手前の圧”

である。

 

つまり、

  • 右心系にどれくらい圧がかかっているか
  • 心臓へ戻る血液がどれくらい渋滞しているか

を見る指標。

 

昔は、

👉 「CVPを見れば輸液量が分かる」

とも言われた。

 

実際、
人工心肺管理などでは、

CVPを見ながら
volumeを調整する場面もある。

 

CVPが高ければvolume過多。

低ければ不足。

 

確かに、
そういうケースは多い。

 

でも実際には、

👉 CVP単独では
👉 volumeの適正さは言い切れない。

ここが重要。

なぜCVPだけでは危険なのか

CVPは、

👉 “圧”

を見ている。

 

でも、
本当に重要なのは、

👉 “flow”

つまり、
回っているか。

 

CVPは、
flowそのものの指標ではない。

 

例えば、

  • 心タンポナーデ
  • 緊張性気胸
  • RV failure
  • 肺塞栓

などでは、

👉 CVPは高くなる。

 

でもその理由は、

👉 “ボリューム過多”

ではない。

 

右心系の通過障害。

つまり、

👉 “渋滞”

である。

 

その結果、

CVPだけ高い。

でも、

👉 flow は低下している。

「CVP高い = volume十分」ではない

ここが重要。

 

CVP高値は、

👉 「十分入っている」

とは限らない。

 

むしろ、

👉 preload不足なのに
👉 手前で渋滞しているだけ

のこともある。

 

つまり、

👉 “回れていない”

のである。

CVPが高い理由

CVPが高くなる理由は、
大きく2つ。

本当にvolumeが多い

  • 輸液過多
  • 腎不全
  • 右心不全

など。

 

これは本当に、

👉 “入りすぎ”

の状態。

② flowが止まっている

こちらが重要。

 

例えば、

  • 心タンポナーデ
  • 緊張性気胸
  • 肺塞栓

では、

👉 血液が心臓へ戻れない。

 

すると、
手前で大渋滞する。

 

その結果、

👉 CVPだけ高くなる。

 

でも、

flow は悪い。

 

そもそも、
渋滞しているのだから、

👉 スムーズに回っていない。

「CVP高いから輸液禁止」は危険

確かに、

CVP高値 = volume過多

のことは多い。

 

だから、

「CVP高いから減量」

という判断は、
多くの場合正しい。

 

でも問題は、

👉 “例外”

である。

 

例えば、

  • 閉塞性ショック
  • 高PEEP
  • RV failure
  • 敗血症

などでは、

CVPだけ高く、

flow は不足していることがある。

 

ここを見誤ると、

👉 致命的。

本当に見るべきもの

一つのパラメータだけで、
全体を判断するのは危険。

 

重要なのは、

👉 “組み合わせ”

である。

 

例えば、

  • EtCO₂
  • 尿量
  • lactate
  • 末梢循環
  • echo
  • A line波形
  • 呼吸性変動

など。

 

CVPは、

👉 flowを考えるための
👉 “参考情報のひとつ”

である。

他のパラメータと一緒に考える

例えば、

CVP高値。

でも、

EtCO₂低下。

 

これは、

👉 “回っていない”

サインかもしれない。

 

逆に、

CVPが低めでも、

EtCO₂や尿量が保たれているなら、

flow は保たれている可能性もある。

よくある間違い

「CVP高いから安心する」

危険。

 

CVP高値は、

👉 “渋滞”

かもしれない。

 

「CVPだけで輸液判断する」

CVP単独では、

👉 preload responsiveness

は分からない。

 

「数字だけ見て患者を見ない」

重要なのは、

👉 “回っているか”

である。

まとめ

CVPは、

便利なモニター。

 

でも、

👉 “flowそのもの”

を見ているわけではない。

 

重要なのは、

  • EtCO₂
  • 尿量
  • lactate
  • echo
  • 末梢循環

などを繋げて考えること。

 

CVPが高い。

 

それは、

👉 「十分」

なのか。

👉 「渋滞」

なのか。

 

そこを考えることが、

循環管理の本質である。

 

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